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SEO – 戦略を立ててみよう

前の記事では、検索エンジン最適化の基本プロセスについてご紹介しました。さあここからは具体的にどこから始めるか、実行しやすいSEO戦略はどうやって立てたら良いかを見ていきます。

でははじめます。1番最初に「このホームページは誰のために作っているか?」を考えてみます。ホームページ自体は検索エンジンのためではなく、第1に生身の人間のために作られていることをくれぐれもお忘れなく。どんな人がサイトを訪れてくれるのかを想像します。すでに似たようなビジネスやサイトを運営している人のページからヒントを得てもいいかもしれません。誰に向けてのサイトかが決まって初めて、コンテンツ作成に移ることができ、最後に自分のドメインへと段階を踏みます。

ターゲットオーディエンス

あなたのサイトは若い年代の人を対象にしていますか?それとももっと上の年齢層?ビジネスマンでしょうか?それとも子供を持つ母親でしょうか?もっと幅広い層をターゲットとしていますか?

このようなターゲット層にはどんな言葉を使えばいいでしょうか?対象者のトピックについてについての知識はどうでしょうか?文章は文体や漢字を多く使う改まった形式がいいでしょうか?それとも会話形式でフレーズやスラングなども入れた方が読み手側に刺さるでしょうか?

サイトを訪れる人はどんな期待をしてあなたのページを開くでしょう?探している課題の大枠がわかればいいのか、それとも事実を淡々と述べた専門的な内容を求めているでしょうか?

アクセスは主にどのようなデバイスからされると想定されますか?スマートフォンでスクロールして読んでいる姿でしょうか?それともコンピューターの前から文章を深く読んでいる姿でしょうか?

コンテンツに一歩でも足を踏み出す前に、このような読み手に当たるターゲット層について仮説を立てて上記のような質問を自分なりに考えてみることをお勧めします。ターゲット層を知れば、ホームページの方向性が決まり、前に進みやすくなります。


自分だけに理解できるような内容のサイトでは、独りよがりになってしまいます。アクセスを集めるためには、サイトにアクセスしてくれる人の客観的な目で全体を見てみましょう。この人たちのためにホームページを作っているのであって、彼らの期待にそぐわない内容や、違和感を感じたり、文章が読み手の使っているものと違う場合、彼らはサイトを離れてしまうかもしれません。

文章については下書きをして、「ターゲット層かな?」と思われる身近な人に内容をチェックしてもらうのも1つの手です。この手法は思うよりも簡単。友達や家族にぜひ協力をお願いしましょう。きっと喜んで助けてくれ、自分では気付けなかった有益な情報を提供してくれることでしょう。

1つ気を付けることはこのような意見を厳しい批判として受け止めるのではなく、建設的で先入観のない貴重な意見だと受け取ることです。このようなアイディアをうまく自分のホームページに取り入れることができれば、あなたのサイトはもっとターゲット層にとって魅力的になり、他のユーザー層グループにも響くようになる可能性があります。

 心を大きく持って、耳を傾けてみましょう!

競争相手

検索結果で1位になりたくない人は手を挙げて!

ほとんどの人は1位表示を狙っています。実際、サイト運営者の多くは、サイトを第1に何かを得る手段として使い、ネット上で存在をアピールしています。この「何か」は注目されることであったり、アクセス数だったり、収入だったりします。時間を投資してお金を投資しているのですから、結果を求めるのは当然のこと。ラッキーなことに、SEOはマーケティグの中でも公平な分野だと考えられています。自然検索結果での良い順位をお金で買う事はできないので、手間をかけられるかがサイトの行方を左右します。あなたのページが上位に表示されていないようなら、今が始めるチャンス!まず似たようなサービスで上位に入っている競争相手がどんなことをして今の順位になり、それを維持しているか考えてみます。何か特別な他と違うことをしていないでしょうか?彼らのサイトの中で「面白い」「おやっ」と思う事はありますか?

「気分がムシャクシャするだけだから、競争相手のサイトなんて見たくもない」というあなた!彼らとまったく違ったことをして、自分のすごいところをを強調してみましょう。先入観なしに競合のサイトを見てみます。いったい何があなたのホームページよりもいいのでしょうか ?あなたのターゲット層に響いてそうな箇所はありそうですか?目的はもちろん彼らのアイディアを盗んでコピーすることではありません。情報収集をして、自分流には何をどうやったらいいか、何をサイトに取り込んだらうまくいきそうか考えるヒントにするのです。

コンテンツ

この記事の最初では、どうやってアクセスしてくれた人とコミュニケーションを取るかを考えるための手法をご紹介しました。それではあなたのサイトのコンテンツに入っていきましょう。

ここでポイント! サイトのコンテンツはSEOプロセス全体の中で圧倒的に大切な内容です。キーワードの設定、タイトル、説明文(ディスクリプション)、適切な見出しの使い方などのテクニックを全て完璧にやったとしても、良いコンテンツの検索エンジンへ与える影響は比べ物になりません。

サイトのSEOがうまくできているかをチェックする診断ツールなどはオンラインでたくさん見つかります。もしかしたらもう使ったことがある方もいるかもしれません。このようなツールは、画像サイズ、見出しの使い方、CSSやHTMLなどの指標を読み取ってサイトを採点してくれます。でも、サイトのコンテンツがちゃんと魅力的かどうかは測ってくれません。

それに対して検索エンジンは、サイト訪問者の行動を分析し、集めたデータをサイトのコンテンツの質を判断するために使っています。サイトが訪問者の興味を引き、価値があるものでなければ、検索エンジンはこれ以上このサイトをすすめてくれなくなります。つまり順位を上げてくれません。 

ウェブサイトは人間のために作られています。データベースへサイトを登録するロボットのためではありません。読み手があなたのホームページのサイトをつまらないと思ってしまったら、アクセスは増えず、その結果検索エンジンで1位を獲得できなくなってしまいます。

どんなコンテンツが良質であるかという記事を書くこともできますが、結局のところは全てあなたのサイトのターゲット層次第でどんなコンテンツがいいかは変わります。コンテンツは個々の読み手のために仕立ててある必要があるのです。

SEOに取り掛かるためのチェック ポイント:

  1. クオリティ– 文章、画像ともに質にこだわりましょう。すっと心に入ってくる、読み手に取って「価値があるな」と思わせる文章を書くことを心がけます。1行おきに キーワードを入れていけば検索エンジンの上位に表示されるテクニックはもはや廃れ、今後復活することはありません。手間をかけることが必要です。画像を使う場合、解像度が良くコンテンツのテーマに合っているものを選びます。
  2. 独自路線 – 自分で考えた文章をいつも使いましょう。他のサイトからのコピーは避けます。検索エンジンは似たような文章を簡単に検知できますし、読み手にもわかってしまいます。こんなことをしたらせっかくのサイトに悪い評判を与えてしまいかねません。オリジナリティのある、自分らしい文章はサイトを印象深くし、読者の心を捕えます。
  3. テキストをセクション毎に分ける – タイトル、見出し、パラグラフを使って読みやすいコンテンツを目指します。 終わりそうのない長~い段落を見ると、ほとんどの読み手は読む前に離脱してしまいます。
  4. 適切な文章の長さ – これはコンテンツの内容やトピックにも大きく左右されますが、段落を区切ってスペースを開けても、ほとんどの読み手は長い文章を最後まで読みません。できるだけ文章は短く、シンプルにそして的を絞ったものにします。
  5. 統一感を持つ– 全てのタイトル、見出し、テキストに同じスタイルを使用します。いろいろなフォントやサイズ、色を混ぜこぜにすると、ごちゃごちゃとした印象になります。
  6. シンプルナビゲーション – 必要なページを探すのに手間取うサイトは時間の無駄。リンクやボタンを使ったり、メニューの項目をわかりやすくしましょう。
  7. Call to action (行動のきっかけ)– サイトでやってもらいたいこと、例えばお問い合わせフォームの送信、会員登録、商品の購入などがあれば、何をどうやってするかを簡単にわかりやすく見せます。ボタンに短いテキストを入れるなど、うまく活用してみてください。
  8. スマホ版もチェック –あなたのサイトのモバイル版(スマホやタブレット版)にアクセスしてみて、ちょっとやりにくいなと感じたら、お客様もきっとそう思うはず。全てのページにアクセスして、読みやすさやボタンの位置などいろいろな箇所をチェックします。

これらは全て基本的なポイントですが、そのほかにもいろいろなヒントがネット上で探せます。そんな時はちょっとご注意:検索した際、参考にするときはできるだけ最近の記事にします。また全ての情報を鵜呑みにしないように。あるサイトで成功した同じ手法が自分のサイトにも必ずしも当てはまるわけでは決してありません。

Webnodeの場合、新しくサイトを作成するとテンプレートによって、異なるデザインやコンテンツがあらかじめ入っています。サイト作成の目的に合わせて、ターゲット層にどんな期待をされているのか、サイト構成を見ると大体わかるようになっています。もちろん自分のニーズに合わせてページやコンテンツを更新したりできますが、テンプレートの基本的な構造は、読み手にとって魅力的で最新のサイトのスタンダードを満たすように作られているので、そのまま使うのも便利です。また、編集画面はかなりの広範囲で個別にカスタマイズできるような機能を兼ね備えていますので自分仕様にすることも自由自在です。

独自ドメイン

ドメイン名の選択も非常に大切で、サイトの宣伝にも効果があります。まだこの段階では早いかもしれませんが、サイトを作成している段階で少しは考えておいた方がいいかもしれません。ドメインはサイトの看板にもなりますので、覚えやすく、入力しやすいことが大切です。

サイト名やテーマとなんの関係もない文字を並べただけのものでも困ります。すでにブランド名や社名があり、それを今後広めていきたい場合はもちろんその名前を取り入れて使うことがお勧めです。 

地域に根差したビジネスなどの場合、“doctor-tokyo.com”のような地域名が入ったドメインを考えるかもしれません。でもちょっと待って!このような一般的な名前はかえって印象に残りにくい可能性があります。“doctor-suzuki.com”のような特定のちょっと違ったブランド名の方が圧倒的に覚えやすいです。うれしいことに、ドメインは1つに絞らずとも、同時に複数使えます。いくつか購入しておいてどれが一番反応がいいかテストする方法もあります。

ドメインの選び方についてはこちらをどうぞ。検索エンジン最適化にもつながるコツがあります 

まとめ

ここでは、サイトを作成する際にどんなことに注目したらいいかについてご案内しました。くり返しになりますが、良質なコンテンツのサイトを、ターゲット層にぴったりの方法で表現することは不可欠です!そしてこれが検索エンジンの表示結果で上位を勝ち取るための近道でもあります。結局、あなたのサイトは人のために作られているのですから。

今後のラインナップ(お楽しみに):

  1. SEO (検索エンジン最適化) きほんのき
  2. SEO – 各ステップと全体像をみてみよう
  3. SEO – 戦略を立ててみよう (コンテンツ、ターゲットグループ、競合、独自ドメイン)
  4. SEO- WebnodeエディターでSEO設定
  5. SEO- サイトのリンクを活用しよう
  6. SEO – 検索エンジンに自分のサイトを認識させよう
  7. SEO-SNSを活用して集客アップするコツ
  8. SEOとデータ分析
  9. SEOとモバイルファーストインデックス

ターゲット層については考えてみましたか?

どうやってやってみたかなど、以下にコメントでぜひシェアしてみてください。